数学を学ぶ意味がわからないという人へー数学専攻卒はどんな仕事につけるのか?ー
大学での専攻が数学だったわたくし。
変人ではありません。
理系でもございません。
数学は文系にも転べるんです。
それを知ったのは大学の卒業式。
博士が教えてくれるまで知らなかったんですけど。
数学は自然科学
数学専攻というと
「さぞかし数字に強いんだろう」
と思われることが多いですが弱いです。
算数が苦手な数学専攻卒ってTwitterのプロフィールにも書いちゃってます。
自然に存在するものは、全部数式で表現できるってあまり知られていません。
例えば音とか光とか花とか。
おもしろいでしょ。
数学って自然科学なんです。
サイエンスの基礎です。
数学があって、物理学があるっていう(←高校で先生が言ってた)。
でもこれだと、よくある「数学を勉強してなんの役に立つのか」って質問の答えにはなってない。
数学で鍛えられるもの
大学卒業も近くなってきた頃。
アメリカにもキャリアフォーラムなるものがありまして、わたしも行ってみました。
数学専攻のわたしが、一体どんな仕事につけるのかなぁ?大学院にでも進むしかないか?
そんなことを考えながら。
ところが、数学専攻の卒業生を欲しがっている企業は意外と多かった。
特にコンサルティング関連。
ナゼ?(・・?)と思い、大学に戻って博士に質問すると、「気づいてないの?」。
数学は論理的思考をトレーニングする学問だ
と博士に言われて、「確かに」と気づかされたわたくし(遅すぎ)。
数学をやることは、想像力と論理的思考を鍛えるんです。
つまり、「こうしてこうしたらこうなる」といったことを頭の中で展開したり、「ナゼこうなったのか?それに対してどうするか?」を考える、想像力と論理的思考を鍛える学問なんです。
自分の意見を整理して、論理的に伝える能力が磨かれるので、数学をやっている人は言語能力が高い人が多いとか。
数学とヨガ
例えばこんなポーズをやろうというとき。
イキオイをつけてやろうとするとひっくり返ります。
練習しても練習してもできないと、
「なんでできないの?」
ってなります。
大抵は「なんでできないの?」って練習し続けます。
人ってついつい"できない理由"を探します。無意識に。
数学は、想像力と論理的思考と発想力を鍛える学問です。
これは、ビジネスや日常生活で役立つ場面がたくさんある能力です。
このポーズができないとき、この能力が鍛えられていると「どうやったらできるか」に頭が切り替わります。
できない理由じゃなくて、できる理由を見つけだそうとする思考に切り替わるんです。
数学を学ぶ理由・まとめ
数学を勉強することは、
- 問題解決能力を高める
- 建設的思考でポジティブになる
わたしのヨガのクラスは、自然と数学的思考での指導になっちゃってます。
ただポーズのやり方を説明するよりわかりやすいと言われるし、なにをやっているのか、なんのためにやっているのかわかると楽しんでもらえています。
そんなヨガを(真面目に)やってもらえると、自分の身体を通して洞察力や観察眼が磨かれます。
ヨガと数学で、想像力があって、論理的思考に優れ、人や自分自身への気づきが高まる。
理系でも文系でもある数学は、こう見ると仕事探しにもマルチに近い。
でも好き嫌いや、向き不向きはなんにでもありますね。
自然にあるものは全て数学で表現できることや、想像力・論理的思考・発想力が鍛えられる学問なんだと興味を持ってもらえたり、おもしろいと思ってもらえたらいいなとおもって書いてみました。
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