おとなの尿漏れ・尿失禁・頻尿-予防と改善-
おもらしで、死んじゃうわけじゃない。
でも、恥ずかしい。人に相談しにくい。
でも、恥ずかしい。人に相談しにくい。
「ヨガで改善することはできませんか?」
と、あるテレビ局からのご依頼・ご相談がありました。
大人の3人に1人がおもらしの経験がある、または悩んでいるそうで、番組で「おもらしの経験があるか?」と呼びかけたところ今までにない反応があり、番組終了後にもメールが届く反響ぶりだとか。
衛生的にも精神的にも問題だとして、以前より医療でも注目されてきています。
この相談を受けた後に会った知人(男性50歳)が、「最近トイレが前より我慢できなくなったと思ってたんだ」と。
特定の病気や神経障害によるものでなければ、ヨガで改善・予防ができます。
尿失禁や頻尿を予防・改善するカギとなるのは
その方法の一つは、骨盤底筋を鍛えることです。
内臓を下から支えている、ハンモックのような形をした筋肉です。
その他にも、
- 体の軸をしっかり保つ
- 姿勢を保つ
- 呼吸を深める
最近は20代からゆるみ始め、男女問わずトイレが我慢できない若い人もいるそうです。
この筋肉が弛むと尿漏れ・失禁しやすくなり、鍛えないままでいれば弛みきったゴムのようになって使い物にならなくなります。
そうなると、もうオムツの出番。
でも、笑ったときや重いものを持ち上げたとき、お腹にグッと力を入れたときに出てしまう、以前よりも我慢ができなくなったといったものは、筋肉のゆるみによるものなので鍛えれば大丈夫です。
ヨガのポーズには、ポーズをするだけで骨盤底筋を鍛えられるものがたくさんあります。正しく動かしながら、骨盤底筋を意識すれば効果はさらに上がります。
尿失禁や頻尿を予防・改善する方法
ヨガのポーズをしなくても、骨盤底筋を鍛えることができます。
お尻の力は入れないで、肛門と尿道を同時にゆっくりと締めていきます。または引き上げるイメージでもOKです。
骨盤底筋がゆるんでいて、お尻に力が入ってしまったり、肛門と尿道を締める感じがわからない人がいます。
普段運動をしない、姿勢が悪いことも、骨盤底筋を衰えさせてしまいます。
わからない場合は、採尿などのときに途中で尿を止める感じを思い出してください。
また、女性は肛門と膣をゆっくりと締めること(引き上げる感じ)でも鍛えることができます。
5秒ほどで締めたら、ゆっくりゆるめる。
これを気づいたときに3~5回くらい繰り返すだけです。
どこでもできるし、これだけでも骨盤底筋を鍛えることができます。
最初はほとんどの人が感覚がつかめません。
頭でイメージしながらトライすることを繰り返していると、わかるようになります。
気づいたときにやってみる。あきらめないことが大切です。
男性は原因が違うこともある
男性の場合は骨盤底筋の衰え以外に、前立腺肥大が原因の場合があります。
前立腺は50歳前後から肥大し始めるそうですが、年齢関係なく肥大してしまわないよう、予防するには股関節を柔らかく保ちましょう。
骨盤内の血流をよくするこのポーズ(脚の部分)で仕事をするインドの靴磨き職人には、前立腺の病気になる人がいないそうです。
失禁や頻尿のその他の原因
便秘も、失禁や頻尿の原因になります。
溜まった便が膀胱を刺激するためです。
便秘の原因は、冷え、自律神経の乱れ、不規則な生活、食事など色々あります。
自律神経の乱れによる便秘の改善方法はこちらを。
冷え性の改善方法はこちらにまとめてあります。
日々気をつけられること
骨盤底筋は正しい姿勢をキープするだけでも鍛えられます。
頭のてっぺんが紐で吊られているイメージで、肛門を締めて立つ・歩く・座るを、気づいたときにでいいので意識してみましょう。
ヨガと尿漏れ
ヨガは骨盤底筋だけでなく、骨盤底筋とつながる筋肉も同時に鍛えます。
膀胱の支配神経がある腰椎を伸ばし、股関節を柔らかくし、呼吸と筋肉の連動で自律神経のバランスを調えます。
代謝機能と体温を上げ、冷えや便秘を改善します。
このように、ヨガは骨盤底筋を鍛えるだけでなく、尿失禁や、尿漏れ、頻尿の予防や解消改善に効果のあるアプローチをいっぺんにできるます。
【この記事は、2015-09-29をリライトしたものです】
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