膝が痛い・膝に水が溜まるー膝の痛みの原因と改善のしかた
「最近の膝の調子はどうですか?」
「あ、忘れてた」
膝に水が何度も溜まって、どうにかしたいとやって来たはずの生徒さんだったんですけど、正座もラクラクできるようになって、すっかり膝のことを忘れていたようです。
膝が痛いのは膝のせいじゃない
膝の痛みは、膝のせいじゃありません。
膝は股関節や足関節と補完関係にあり、間違った姿勢や歩き方などで
- 骨盤がゆがむ
- 股関節周りの動きが悪くなる/ゆるむ
すると本来なら骨盤で受けるべき体の重みを骨盤が受け止めきれず、膝がこれを補正しようと頑張ります。
また、
- 先の細い靴を履き続けるなどで指の形が変形している
- 足首が弱い
そうすると、足裏で受けるべき体の重さを受けきれず、これも膝が補正しようとして過剰な負担がかかります。
膝が痛くなるのは、間違った姿勢、歩き方、靴によって、骨盤がゆがんだり、足の指が変形したり、足首が弱いために、膝に大きな負担がかかることが原因です。
膝のせいで痛くなったと言うより、膝を悪くするような習慣や動きのクセが原因だと考えると治しやすくなります。
膝に水が溜まる理由
膝に水が溜まるのは、膝を守るためです。
膝に大きな負担がかかると、膝が炎症を起こします。
炎症を起こしている状態のまま、膝を使えば炎症はひどくなりますから、体はこれ以上膝を動かさないようにしようと、水を溜めて動けないようにします。
水が溜まるのは、膝を守ろうとする自己防衛作用なのです。
病院で水を抜いてもらって、痛くなくなって、普通に動けるようになったからといっても炎症が治ったわけではありません。
動きまわってはイケマセン。
傷がむき出しになっている状態と同じなんです。
そんなことをしていると、また水が溜まります。
3~4日は膝を労わりながら、安静にすることが絶対です。
膝の痛みがとれない。 水が何度も溜まる。
それは、原因が根本から改善されていないからです。
繰り返していると、体は膝を守ろうと骨を変形させたり太くさせたりします。
これも痛みになるので、そうなるともう負のループに突入してしまいます。
膝の痛みをなくす方法
間違った姿勢や、動きのクセに気づいて、体の歪みを治す。
まだ歩くことができるなら、これが一番効果的です。
日本人に多い原因は反り腰です。
反り腰だと、
- 骨盤が前に倒れている
- 膝がピンっと伸びている
正しい姿勢では、膝の関節はほんの少しゆるんでいます。
膝が伸びきっているなら、下腹を引き入れるようにして、骨盤を立て、その姿勢を保ちましょう。
反り腰以外の人は、くるぶしの上に膝関節と股関節がくるようにきちんと中心軸を意識して立つことを意識します。
または、尾骨を床に垂直に立てるように意識するのもいいです。
正しい姿勢は、膝へのよけいな負担をなくし、膝を守り、膝の痛みを予防・改善します。
姿勢ができたら、歩き方も改善しましょう。
膝の痛みを改善する歩き方
姿勢や歩き方は体型が崩れてしまうくらい、体への影響が大きいのです。
膝に負担をかけず、膝の痛みを予防・改善する歩き方は、
- かかとから地面に足をつく
- 足の人差し指と中指の間に重心を抜くようにして
- 後ろ脚は膝をしっかり伸ばす
膝を曲げるのは、足を前に出すときだけです。
正しいだけでなく、人目を引くような美しい姿勢と歩き方になります。
正しい姿勢や歩き方は、筋肉のバランスが良いほうが早く身につきます。
全身のストレッチを加えると、膝の痛みを改善する効果が高くなります。
O脚も膝の痛みの原因になる
О脚の方はこちらを↓
膝の痛みの原因と改善方法ーまとめー
- 膝が痛くなるのは、膝を悪くするような習慣や動きのクセが原因
- 膝に水が溜まるのは膝を守る自己防衛作用
- 膝の痛みを改善するには正しい姿勢・歩き方をクセづける
- 全身のストレッチをする
膝に水が何度も溜まる、膝が痛くてなんとかしたいと来られた方たちも、今では正座をしてもなんともない、そもそも膝の痛みで来たことも忘れていたりします。
姿勢と歩き方を正しくして、全身の筋肉のバランスを整えるだけで、膝の痛みが改善することは多いんですよ。
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